Ragdoll adult in black and white

ラグドール

一般的に愛情に満ち、のんびりしていて、リラックスしていることが幸せな猫です。

ラグドールについて

ラグドールは愛情に満ち、もの静かで落ち着いた性格です。また、非常に愛嬌があり、オーナーはもちろん、家を訪れるお客さんとも一緒に過ごすのが大好きです。

ラグドールは他の動物に対して寛容なことで知られており、特に子供たちに優しい態度を示します。親しみやすく利口なため、よく犬にたとえられます。

そして、活動レベルは中程度で、活動的に遊ぶのは1日のうち数分に限られます。断然、寝そべって遊ぶことを好みます。

出典:World Cat Congress (WCC)による主要な事実と特性

品種の詳細

米国
被毛
中毛種
サイズ区分
大型
平均寿命
12–17 歳

穏やか / 愛嬌がある / フレンドリー

特徴

  • 適度なグルーミングが必要
  • 室内飼育に最適
  • 子供や他の動物に寛容
Ragdoll adult in black and white

品種の起源

ラグドールは1960年代初頭にアン ベイカーによって作出されました。彼女が飼育していた猫の1匹は、ジョセフィーヌという名の長毛の白猫でした。そして、繁殖プログラムで使用した他の猫は、シール ポイントのオス、(おそらく)バーマンの雑種、そして完全な黒い猫でした。

そのおとなしい気質と、抱き上げた人の腕の中でリラックスする様子から、ベーカーはこの猫を「ラグドール」と呼ぶことにしました。1975年、デニーやローラ デイトンを始めとする他のブリーダーが、アメリカの主要な猫愛好家に認知させることを目的として、この品種をさらに交配させました。

ラグドールの特徴

ラグドールの各ライフステージでの世話の仕方を見てみましょう。

4歳まで

ラグドールの子猫

ラグドールの印象的な青い目は最もよく知られた特徴の1つですが、遊び好きでフレンドリーな性質も有名です。

ラグドールは最も大型の猫の品種の1つであり、完全に成猫になるのに最長4年かかります。とはいえ、成長の大部分は生後1年目に起こり、その後はもっぱら筋肉がついていきます。

Ragdoll kitten standing

トレーニングと行動

ラグドールの子猫は有益な強化訓練によく反応し、猫用トイレや爪とぎの使い方をすぐに憶えます。ペットオーナーが投げたものを取って来るなどのゲームさえ習得する場合があります。

ラグドールの子猫は信じがたいほど愛情に満ちています。幼少期でさえ愛情たっぷりに来客を迎え、仰向けになってお腹を見せたり人間の膝の上で丸くなったりします。温和で愛嬌のある性格のおかげで、ラグドールの子猫は、犬や鳥、小動物といった他の家庭用ペットにも忍耐強く接します。

4歳以降

ラグドールの成猫

ラグドールの成猫は変化を受け入れるのが苦手で、家具を移動させたり日常の習慣が変わったりすることで不安に感じることがあります。

ラグドールは特に機敏な猫ではないので、怪我を避けるために、幅の広い棚を持つ背の低いキャット ツリーを購入すべきです。ラグドールは不器用なので、成猫であっても怪我や事故を防ぐために室内に置いておくことをおすすめします。

オス
23 - 28 cm 高さ
5 - 9 kg 体重
メス
23 - 28 cm 高さ
4 - 6 kg 体重
Ragdoll adult sitting down

グルーミング

ラグドールの絹のような半長毛の被毛を健康に保つには、定期的なグルーミングが必要です。毎週ブラッシングをすることで、もつれやからみを防いで、抜け毛を取り除くことができます。

ラグドールの健康と食物アレルギーによる皮膚疾患・消化器疾患

ラグドールは健康で頑健な品種であることで知られていますが、肥大型心筋症(HMC)という遺伝性疾患にかかりやすい傾向にあります。

その体の大きさから、ラグドールは他の品種よりも骨や関節に注意を払う必要があり、骨を健康に保つためにも生涯サポートが必要です。

骨や関節の問題による症状には、歩行異常や不快感があります。疾病の予防や闘病に最善の方法のひとつは、体重管理と健康的な成長をサポートするための適切な栄養の摂取です。

Ragdoll senior lying down

老化

ラグドールの穏やかな性質はシニアになるまで変わらないことが知られています。とはいえ、健康と栄養のニーズは年をとるにつれて変わります。この段階で、定期的に獣医師のところで健康診断を受けさせることをおすすめします。獣医師は、老化によってもたらされる栄養上の変化や健康上の問題についてアドバイスしてくれるでしょう。

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