子猫のワクチン接種

2018/10/02
ワクチンを接種することで子猫の健康を守ることができるため、適切な年齢で正しいワクチン接種プログラムを開始することは非常に重要です。
Kitten cat lying down on an examination table being given an injection.
ワクチン接種の時期

一般的には生後2ヵ月頃に1回目、その後1ヵ月ずつ間隔を空けて2回目、月齢によってはさらにもう1ヵ月後に3回目の接種を行います。その後の追加接種は動物病院に相談しましょう。1-2回目のワクチン接種は、ペットショップやブリーダーで済ませていることもあるので、確認しましょう。

なぜワクチン接種が必要?

子猫は生まれてすぐに特別な母乳(初乳)を飲むことで免疫抗体をもらいます。この抗体が有害なウイルスや細菌から子猫を守っています。しかし、この抗体は徐々に少なくなっていき、生後50-60日後頃は特に感染症にかかるリスクが高くなります。そのため、適切な月齢で適切なワクチン接種を行うことが、子猫の感染症の予防になります。また、感染症のなかには猫だけではなく人にも伝染する病気があるため、家族の健康を守るためにも重要です。

ワクチン接種が推奨される伝染病

猫ウイルス性鼻気管炎:くしゃみや咳など、風邪に似た症状がでます。空気感染だけでなく、目ヤニや鼻水などの分泌物と接触することによって感染します。子猫が感染すると命に関わります。

猫クラミジア症:重度の結膜炎を引き起こし、目ヤニ、涙目のほかに、慢性肺炎や鼻炎、くしゃみや咳などの風邪に似た症状も見られます。

猫パルボウイルス感染症:致死率の高い病気です。激しい嘔吐・下痢・血便などの症状があらわれ、極度の脱水症状によって急死することもあります。

猫白血病ウイルス感染症:白血病やリンパ腫をはじめ、さまざまな疫病を引き起こします。発熱・下痢・貧血・体重減少 などの症状があらわれます。

猫カリシウイルス感染症:重症化すると、口や舌に潰瘍や水泡ができ、肺炎を起こすこともあります。猫との接触による感染がほとんどですが、飛沫感染・空気感染や手、衣服、食器などから感染することもあります。

ワクチンの種類と防ぐことのできる病気

猫用ワクチンは、一度の接種で複数の病気を防ぐことができるように、数種類のワクチンが混ぜ合わせてある混合ワクチンが一般的です。対象となっている病気はどれも感染すると命に関わったり、伝染力が強かったりするものです。ワクチンには2種~9種までの種類があります。地域によって病気の発生率も異なるため、獣医師に相談して適切なものを選びましょう。

ワクチン接種後は、食欲がなくなったり軽い発熱が見られたりすることがあります。接種した日は、激しい運動や長時間の散歩は控えましょう。まれにアレルギー反応を起こすことがあるので、よだれをたらす、顔がむくむなど急激な変化が見られる場合は、すぐに動物病院につれていきましょう。

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