妊娠中の猫の世話および給餌をする

2018/10/02
愛猫が子猫を授かったなら、食事に何をいつどのように与えるかを含め、その健康を注意深く見守ることが大切です。
Pregnant cat lying down outdoors on a stone step.

猫が妊娠していること気付いたらすぐに、その栄養を管理し、慎重に給餌することで、新生児が確実に最善のスタートを切れるようにすることができます。

猫の妊娠中には何が起こりますか?

猫の妊娠期間は61~72日で、平均して約65日です。妊娠初期3分の2の期間中、猫の体は子猫の出産に備えて脂肪をためるように働きます。最後の3分の1の期間では、体重の増加はすべて子猫の成長に起因します。

メス猫が子猫を出産・養育するために必要な栄養素と体重増加を得るには、脂肪の豊富な食事を摂ることがベストです。しかし、これは、必要以上に太らせないために、注意深く監視する必要があります。

妊娠中の猫の体重管理

妊娠中の猫は妊娠初期3分の2の期間中に太っていきますが、理想体重の40%以上太るべきではありません。肥満が原因で、子猫を出産するときに合併症を起こすこともあるし、後になって猫に健康上の問題が起きる可能性もあります。したがって、適切な食事を選択し、妊娠中の猫に適切な方法で栄養を与えることは、親猫の健康と新生児の健康を守るうえで不可欠です。

妊娠中の猫にどのような食事をどうやって与えるか

妊娠の初めの頃は妊娠期間を支えるため、その後は子猫に与える母乳の生産のために、メス猫には特別な脂肪豊富な食事を与えるべきです。まず、この脂肪豊富なフード25%、今まで与えていたフード75%を混合したものから開始して、徐々にこの新しいフードに切り替えていきます。5〜7日間で、100%まで新しいフードの割合を増やすことができます。これを行うことで、食事の突然の変化によって消化不良となるリスクを減らします。

妊娠期間が進むにつれて、メス猫のエネルギー必要量は毎週およそ10%ずつ増加するでしょう。妊娠期間の最終段階までに、通常より70%多いエネルギーを消費するようになります。エネルギー密度の高い食事を与えることで、量を増やす必要がなく、消化不良になることもありません。

Pregnant cat lying down outside.

定期的に愛猫の体重を測定し、給与するフードの量を調整してください。そうすることで妊娠中の過度な体重増加を防止するのに役立ちます。また、特定の時間に特定の場所でフードを与えるなど、これまでに行っていた習慣を守るようにし、常に十分な水があることも必ず確認してください。

出産後の猫にフードを与える

子猫が生まれると母猫はすぐに授乳を開始し、1日に最大250ミリリットルの母乳を分泌します。授乳は母猫の栄養ニーズに大きな影響を及ぼし、平常時の2~3倍の栄養が必要となる場合もあります。

授乳期には通常よりはるかに多く食べる必要があるため、この時期には制限を設けず臨機応変にフードを与える必要があります。母乳の分泌に必要とされる適切な栄養素と脂肪酸を含む、高品質で高エネルギーのフードを選び、授乳期が終わりに近づいたら必ず普段のフードに切り替えるようにしてください。

かかりつけの獣医師と連絡を取り合い愛猫の定期健診をきちんと受けさせることで、母子ともに健康であることを確認することが重要です。妊娠中にどのようにフードを与えるのが最善か分からない場合は、獣医師に相談してください。喜んで力になってくれるはずです。 

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