子猫の健康をケアする
子猫の人生の初期の数か月は、驚異的に成長、発育する時期です。この重要な段階にその健康の世話をすることによって、共に健康的な未来の礎を作ることになります。
子猫の健康を維持するための7つのヒント
子猫が健康かつ幸せに暮らすための簡単なケアがたくさんあります。ロイヤルカナンの獣医師と栄養士からの重要なヒントをいくつかご紹介します。
1.体調が優れないときに察することができるように、子猫のボディー ランゲージを読めるようにしておきましょう。何かおかしいと感じたら獣医師に相談しましょう。
2.子猫がバランスのとれた子猫用の食事をとり、適切な栄養を摂取できるようにしてください。
3.子猫には多くの睡眠が必要ですので、快適で静かな場所で眠れるようにしてあげましょう。
4.眠っている間は子猫を起こさないようにしてください
5.また、子猫は運動したり、誰かと遊んだりすることが必要です。そのため、一緒に遊ぶ時間を作りましょう。
6.いろいろな人に定期的に相手をされることで、子猫は自信を持つようになります。
7.獣医師が推奨するワクチン接種スケジュールに常に従うようにしてください。
テイラーメイドの栄養バランスで子猫の免疫を構築する
子猫の長期的な健康およびウェルビーイングにとって、生後数か月の間に強力な免疫系を発達させることが重要です。ロイヤルカナンでは、長期にわたる健康的な成長をサポートするために科学に開発を行っている。
子猫が初めて動物病院に行く
子猫を家に迎え入れたら、すぐに獣医師に連れて行くことが重要です。獣医師は、ワクチン接種や寄生虫の駆除など、いくつかの重要な検査と治療を行う必要があります。これは子猫の健康とケア方法について学ぶ絶好のチャンスです。
初めて動物病院に行く子猫のワクチン接種
- 猫白血病 – 免疫系を弱め、感染症に対する脆弱性を劇的に促進させます。
- 猫カリシウイルス(FCV) – 伝染性が高く、呼吸器感染症の主な原因となります。この病気は、感染した猫の目や鼻に直接触れたり、カリシウイルスで汚染されたボウルやおもちゃなどに接触することで伝染します。
- 猫汎白血球減少ウイルス(FPV) – 嘔吐を引き起こし、致命的になりやすいウイルス性疾患です。下痢することがありますが、しないこともあります。
- ネコヘルペスウイルス(FHV-1) – 猫のインフルエンザと目の病気の主な原因です。
- 狂犬病ウイルス(RV) – 感染した動物の唾液から感染します。ウイルスが咬み傷から皮膚の下に侵入する可能性があります。
- 微熱。
- フードやアクティビティへの関心が低くなる。
- 注射した箇所の不快感または腫れ。
- 軽度のくしゃみや咳。
- 嘔吐と下痢。
- 皮膚のかゆみ。
- 顔、首、口の周りの腫れ。
- 呼吸困難や激しい咳。
ワクチン接種は、子猫の自然な防御機構を強化し、さまざまな伝染性の病気や時に致命的となる病気から子猫を守るために不可欠です。
推奨されている子猫のワクチン接種は、次の病気から子猫を保護します。
子猫が必要なワクチン接種はこれだけではありません。どのワクチン接種をしたらよいか獣医師にアドバイスしてもらいましょう。
子猫が適切な年齢で適切なワクチン接種を受け、成長するとともに健康とウェルビーイングを確保できることが本当に重要です。獣医師は、子猫が直面するリスクを評価することで、個々とそのニーズに合わせて詳細なワクチン接種スケジュールを作成できます。
子猫が最初に受けるワクチン接種の理想的な時期は、6～9週齢の間です。子猫を家に連れて帰るまでに最初のワクチン接種をすでに受けているかもしれません。子猫の以前のオーナーに確認しましょう。
子猫のワクチン接種は、所定のタイミングでブースター接種を受けることで最も効果的になります。成猫期を通して免疫を維持するためにワクチン接種は、個々の状況とワクチンの種類に応じて1〜3年に1回行います。
ワクチン接種を受けた子猫には、以下のような一般症状が見られることがあります。
これらの症状が1、2日以上続く場合は、獣医師に連絡する必要があります。
また、子猫に稀な副作用が見られた場合は、すぐに獣医師に連絡してください。稀な副作用には以下があります。
参考文献
Cat vaccination schedule
猫カリシウイルス
猫免疫不全ウイルス
猫白血病ウイルス感染症
クラミドフィラ フェリス
猫ジステンパー
猫伝染性腹膜炎
猫の鼻気管炎
子猫の寄生虫駆除と避妊・去勢手術
参考文献
猫の内部寄生虫
オス猫を去勢すべきですか？
メス猫の避妊手術はいつ行うべきですか？
子猫は避妊・去勢手術施術後、通常食欲が増すのにもかかわらず活動量が減るため、体重が増えやすくなります。子猫が太り気味になり健康問題が起きないように、食事を調整することが重要です。これについては、獣医師のアドバイスをうけると良いでしょう。
適切な栄養を摂らせることは、子猫の健康を維持するのに役立ちます
子猫の健康に最も影響を与える重要要素の1つは食事です。子猫や猫は、年齢によって栄養の必要性が異なります。そのため、年齢や個々のニーズに合った適切な栄養素を子猫に与えることは、骨の強度、皮膚や被毛の健康、消化のしやすさなどを確保するうえで大きな役割を果たします。
子猫の年齢別の栄養
子猫は4週間から8週間ほどで母乳のみの食事からの移行が可能となり離乳できるようになります。新しい食感に慣れさせるために、ドライ フードは水やフォーミュラ(離乳食)と1：3の比率で混ぜて与えるとよいでしょう。子猫の消化器系は依然として未熟なため、この発育段階特有の栄養ニーズを満たした消化しやすいフードが必要です。
子猫はまだ一部の栄養素を消化できないため、消化段階に合わせたフードが必要になります。これにより、成長、発育、健康の維持に必要な栄養素とエネルギーを確実に摂ることができます。
子猫の消化器系と免疫系はだんだん強くなってきていますが、依然として脆弱です。成長のスピードと必要なエネルギー量は低下し始めているものの、子猫の成長のために特別に調製されたフードがまだ必要です。
生後12ヵ月ごろに子猫の体重が成猫の体重に近づくにつれて、成猫用フードを成猫向けの分量で食べる必要が出てきます。具体的な栄養ニーズは、猫の大きさの他に、活動レベルや去勢されているかなどの要因によって異なります。適切なタイミングで成猫用フードに切り替えられるよう、獣医師からアドバイスを受けることをおすすめします。
子猫用のテイラーメイドの栄養バランス
さまざまな年齢、品種、ライフスタイルの子猫の具体的なニーズに合わせて作られたテイラーメイドの栄養バランス。